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2025.7.20
「探り求めるもの」
民数記13:17-29 サンサン牧師
イスラエルという言葉を耳にする時、現代のイスラエル国家を思い浮かべる方が少なくないと思われます。聖書に記されている「イスラエル」とは、現代のイスラエル国家を指しているのではありません。現代のイスラエル国家は20世紀に政治的な運動として作られた新しい国家です。現代のイスラエル国家が行っていることを聖書に根拠があると主張し、正当化することは決してあってはならないのです。神が民に約束した「乳と蜜の流れる所」とは荒野とはまったく異なり自然豊かで水が豊富で緑が茂る潤いに満ちた場所です。その土地にはいろんな人が住んでいます。そこを神はモーセに偵察するように言われました。偵察を戦争や侵略、略奪などとイメージしてしまいがちですが他に「探究する」「歩き回る」「商売する」などの広い意味があるそうです。神は豊な恵みを自分たちだけのものにするのではなく、いろんな人と分けあい、自然を守り、共に生きることを望んでおられたから探究するようにと伝えたのではないでしょうか。
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