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パウロ書簡①
新約聖書にはパウロの名を冠した書簡が十三ありますが、その中でパウロ自身が書いたことが問題とされない書簡が七つあります。ローマ書、コリント書ⅠとⅡ、ガラテヤ書、フィリピ書、テサロニケ書Ⅰ、フィレモン書の七書簡です。それに対して、テサロニケ書Ⅱ、コロサイ書、エフェソ書などは、これまでに見てきたように、パウロ以外の人物(パウロの協力者とか後継者)がパウロの名を用いて書き送った書簡であると見られます。ここでパウロ自身が書いた手紙を「パウロ書簡」、パウロ以外の人物がパウロの名によって書いた手紙を「パウロ名書簡」と呼ぶならば、牧会書簡は「パウロ書簡」か「パウロ名書簡」のどちらになるのかが議論されています
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